基盤というのは、何らかの機能を実現するために、機能部品を配置する板状の部品のことで、基板用部品として、電子回路基板やガラス基板などさまざまなものがあります。
私たちが電子工作を行う際には、さまざまな基板用部品を使用しますが、その基板用部品を大別すると、能動部品と受動部品、補助部品の3種類に分類されます。
同じ部品であっても、いくつかの種類があり、種類によって特性がありますから、その特性を知りながら使用する必要があります。
また、各部品には、その部品を使用するために考慮しなければいけない規格があり、その規格をうまく使いこなす必要があります。
そのほかにも、電子部品の多くは発熱する特徴がありますから、放熱も十分考慮して設計する必要があります。
プリント基板には、その材質や構造によってさまざまな特徴があります。
基板の種類としては、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラス・コンポジット基板、ガラス・エポキシ基板、テフロン基板、アルミナ基板、LTCC基板などがあります。
紙フェノール基板は、紙にフェノール樹脂を含浸させたもので、加工性が高くコストが低いことが特徴となっています。
紙エポキシ基板は、紙にエポキシ樹脂を含浸させたもので、耐熱性や絶縁抵抗、高周波特性などの点で優れています。
LTCC基板は、低温同時焼成セラミックの後方を使って製造した基板で、高周波モジュールや半導体パッケージなどの基板として使用されています。
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基板用部品の必要性とは
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